石炭

スポンサードリンク


石炭といったら、どのようなイメージをおもちでしょうか。現代は石油や天然ガス、バイオエネルギーの時代であるから、石炭は過去の主力エネルギー源であるとお思いになっている方も少なくないと思われます。しかしながら、BP統計2008年版(BP Statistical Review of World Energy June 2008)によると、2007年の世界の総一次エネルギー消費における石炭の比率は28.6%で、石油(35.6%)に次ぐ第2位のシェアを占めています。

石炭の種類

石炭にはどのような種類があるのでしょうか。石炭は炭素の濃縮の程度によって、無煙炭(炭素含有量が90%以上のもの)、半無煙炭、瀝青炭、亜瀝青炭、褐炭、亜炭、泥炭に分けることができます。また、使用法によって、原料炭(鉄鋼生産の原料として使用されるもの)、一般炭、無煙炭と分けることもあります。

スポンサードリンク

世界の石炭埋蔵量〜あと何年もつのか(可採年数)

BP統計2008年版によると、2007年末時点の世界全体の石炭の確認埋蔵量は約8475億トン、可採年数は133年となっています。石炭の可採年数は原油(石油)の41.6年、天然ガスの60.3年に比べると、はるかに長いですね。

埋蔵量の地域別の分布状況〜全世界にバランスよく存在

石油の埋蔵量が中東(約6割)、天然ガスがロシアや中東(両地域で約7割)に偏在しているのと比べると、石炭の埋蔵量は世界全体にバランスよく存在しています。に幅広く分布しているといえます。2007年末現在の地域別状況は、欧州・ユーラシアが32.1%、アジア太平洋が30.4%、北米が29.6%、中東・アフリカが6.0%、中南米が1.9%となっています。OECD諸国に全体の42.1%の埋蔵量が存在しているのは、エネルギー安全保障上、大きな利点といえるかもしれません。

石炭埋蔵量の上位10カ国〜アメリカ、ロシア、中国がトップ3

BP統計2008年版によると、2007年末時点の石炭埋蔵量の上位10カ国は次のようになっています(二番目の括弧内は全世界比を示しています)。アメリカ、ロシア、中国がトップ3を占めており、新興経済国(BRICS)のブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカが全てトップ10に入っているのも興味深いですね。石油、天然ガスの埋蔵量を豊富に有する中東地域は石炭資源には恵まれておらず、中東全体の石炭埋蔵量は約14億トン(0.2%)しかありません。


第1位:アメリカ(2427億トン)(28.6%)

第2位:ロシア(1570億トン)(18.5%)

第3位:中国(1145億トン)(13.5%)

第4位:オーストラリア(766億トン)(9.0%)

第5位:インド(565億トン)(6.7%)

第6位:南アフリカ(480億トン)(5.7%)

第7位:ウクライナ(339億トン)(4.0%)

第8位:カザフスタン(313億トン)(3.7%)

第9位:ポーランド(75億トン)(0.9%)

第10位:ブラジル(71億トン)(0.8%)

日本の石炭埋蔵量は・・・

日本の石炭埋蔵量(2007年末時点)は3億5500万トンで、世界全体に占める比率はわずか0.04%にすぎません。